TN ヤクソク 最終18位 レート2141
TN あいまい 最終72位 レート2101
「コンセプト」
考えることで全対応が可能となるサイクル構築
「構築経緯」
パオとカミに対して初手からの動きとして受けるという行動は両ポケモンを同時に受けれるポケモンが存在しないために2枠割く必要があり弱い。そこでスカーフ水ラオスを採用し上から縛ることで枠を圧縮しながらケアできると考え構築を組み始めた。
ラオスを受けに来るポケモンに対して(カイリューやヘイラッシャ)眼鏡ハバタクカミが強いので採用。次にラオスとハバタクカミは下からの交代技を持つクッションがいることで真価を発揮するためオボンサンダーを採用し、前期使用していた3wチオンジェンが単体で強かったためこのポケモンも採用しこの4体を軸として補完を探すことにした。
ここまでフェアリーの一貫が切れてないこと、初手のパオに対しての出し負けや草テラスをケアできていなかったため、それらをケアできるHBヒードランを採用。最後に地面枠が欲しかったのと、ラオスに強く崩し枠としても優秀なガブリアスを採用し構築が完成した。
「個体解説」
・ガブリアス@フィラのみ 氷テラス
調整
陽気(S↑C↓)
H84 A172 S252
*HB カイリューの特化ノマテラ神速2耐え
カイリューサフゴの並びやランドドヒドみたいな並びに強くでれてラオスにも対面弱くない万能ポケモン。
今回補完としての採用だが出した試合は全部活躍してくれたし採用は正解だった。本当に強いガブの型でした。
・水ウーラオス@拘りスカーフ 水テラス
技構成
水流連打 インファイト アイススピナー とんぼ返り
調整
意地っ張り(A↑C↓)
H108 A148 B4 D68 S180
*HB +2特化カイリューのノマテラ神速耐え
*HD 臆病ツツミのフリドラ、C198髪(スカーフ髪の標準的な実数値)のテラス時テラスムンフォ耐え
*S 準速セグレイブ抜き
要点
ここまで耐久に振ることで初手の髪や瞑想を積んだ髪対面HPフルの状態ならテラスすることでムンフォを耐えるため立ち回りの幅が大きく広がる。また、髪と合わせて選出することが多いのだが髪がシャドボで拘ったとき舞カイリューに全抜きされるという致命的欠陥があった。しかし、+2特化ノマテラ神速を耐える調整にすることで竜舞のタイミングに後出しし、相手が髪を抜くために2舞するなテラス水流2回で倒す、しないなら水流+ムンフォで倒すことができるなどと処理ルートも増やすことができプレイングでケアすることが可能となった。
・サンダー@オボンのみ 鋼テラス
技構成
ボルチェン とんぼ返り 追い風 羽休め
特性 静電気
調整
生意気(D↑S↓)
H252 B116 D140 S個体値13(実数値99)
*HD オボン込みで臆病カミのムンフォ3耐え、オボン込みで特化眼鏡カミのシャドボ2耐え
*HB 鉢巻カイリューの逆鱗を有利乱数耐え
*S 無振りカイリュー抜かれ
要点
従来のサンダーであればカイリューとサンダーが対面したとき相手目線サンダーにSが抜かれていると考えているため様子見の羽休めか下から動ける想定の電磁波や地震、飛行テラバなどが取る択としてありえる。そこで個体値を14以下まで下げ下降補正をかけることで実数値100以下となるため環境に存在するカイリューに対し下からマルスケをはがし眼鏡カミに繋ぐことが可能となる。また、HDに厚くすることでサフゴに対してのクッションともなるため眼鏡カミと合わせることでカイリュー+サフゴにめっぽう強くなる。とんぼ返りを暴風にしているプレイヤーが多いがとんぼ返りがないとカイリュー+ランドといった並びに対してボルチェンか暴風を押すかの択になりカイリューのマルスケが残ってしまう展開となる。しかし、とんぼ返りがあることでカイリューの居座りとランド引きの両対応となる。サンダーを使って勝てない人は暴風を採用してるから勝てないことに気づいたほうが良い。じめんタイプに暴風を押すくらいなら蜻蛉で対面操作し有利対面を作ったほうがはるかに強い。
普通サンダー+ラオスの並びはブエナカミを止める手段がないため別でブエナカミをケアできるポケモンが求められる。しかし、サンダーに追い風を採用することで能動的にこちらのSを上げることが可能となるため、スカーフラオス+サンダーで攻めサイクルをしながら最後の詰め筋としての追い風+ラオスを用意しておくことでこの2体の選出であらゆるカミをケアできる強い選出となる。
ちなみに普通こんなサンダーを用意できるわけなくたまたまホームにこのサンダーがいた。本当に奇跡だった。
・ハバタクカミ@拘り眼鏡 妖テラス
技構成
ムンフォ シャドボ ハイパーボイス 滅びの歌
調整
控え目(C↑A↓)
H4 B52 C244 D4 S204
*HB 特化水ラオスの+2アクジェ耐え
特に書くことはないが、サンダーラオスと組み合わせるとこのポケモンの性能を引き出せると使ってて感じた。
・ヒードラン@マゴのみ 妖テラス
技構成
噴煙 大地の力 テラバースト 鬼火
調整
図太い(B↑A↓)
H236 B172 S100
*S 遅いカイリュー抜き
鬼火当てません。
・チオンジェン@食べ残し 毒テラス
技構成
叩き ギガドレ イカサマ 宿り木
調整
生意気(D↑S↓)
HB252 D4
なんだかんだ構築に入るポケモン。
このポケモンを主軸とするとこのポケモンにテラスを切ることが前提となるため相手目線崩しのプランが作りやすく崩されやすい上に運負けが多発する。しかし、補完として採用することで運負けも減り真価を発揮する。今回の場合、ツツミや水ラオス、イダイトウへの対面駒、ディンルードヒドへの崩し、単純にサイクルパーツとして幅広く役割を持ってもらうために採用した。
技構成はサフゴなどに打ちながらサイクルを有利に進められる叩き、ツツミや水ラオスに対面勝つためのギガドレ、カイリューなど物理アタッカーに打つイカサマ、そして宿り木。この環境で最も役割を広げられるのはこの技構成のチオンであり一番強い型だと思う。
「最後に」
構築は過去一の完成度でどの構築よりも強い自信がありました。一桁チャレには負けてしまいましたが、8月シーズンで1桁目指すと宣言して自分の保存癖を克服しここまで行けたのは自信になりました。サイクル構築としてはとても完成度が高いと自負しているので参考にしてくれる人がいれば嬉しいです。
構築を使ってくれたもちこ、1桁を本気で目指すきっかけをくれたりきさんとちくばい、応援してくれたみんな本当にありがとう!
↓もちこ
homulilly-poke.hatenablog.com
@reparfaitrom